ボスデジタルディレイの中で、つい先日まで発売していた気がする、
なかなかの名機。
後継機のDD-5、さらにその後継機のDD-6が発売されているが、
今でもDD-3ファンはいるようで楽器屋でも未だに継続販売している店舗は少なくない。
デジタルディレイとしての出来は、まず普通に使う分には申し分ない。
後継機に搭載されているタップテンポやらリバース、パンニングなどの
トリッキーなプレイはできないものの、『ステージでそんなもの何に使うんだ?いらん』という
男気あふれるギタリスト諸氏、および数多のDJに愛用されている様子。
知人のバンドでは、ボーカリストが自分のマイクにDD-3を接続して、自分の好きなポイントで飛ばしを実践してます。
値段もその他ビンテージマシンから比べると格段にお買い得感漂う
1,5000円前後。未だに新品が買えることを思えば安い。
ディレイタイムは12.5ms〜800msで、3段階の切り替えモード(10ms、300ms、800ms)と
ディレイタイムコントロールのつまみで調整する仕組み。
10ms代から800ms代までとはいかないが、必要十分。
少し前にあったラック式のディレイ、RDD-10、RSD-10、RSP-10などにくらべて遜色ない。
トリッキーなことをやるのではなく、今から状態の良いこれらのハーフラックを探すくらいなら
DD-3を探したほうが良いと思う。
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