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「テープエコー」
基本的なテープディレイマシンの構造は、カセットテープレコーダを見たことがあればある程度わかるかと思いますが、入力が録音ヘッドで録音され、再生ヘッドで再生されて生成される。要するに簡易サンプラーみたいなイメージで、録音したものを複数の再生ヘッドで再生することによりディレイ成分を得る。エンドレステープの採用によって何時間でもディレイを得ることが出来、さらに複数の再生ヘッドによって複雑なパターンのディレイが生成できるのが特徴。ローランドのテープディレイマシンのREシリーズ特にRE-201はベストセラー。都内の中古店でも見かけることがありますが、、、、3万から5万くらいが相場でしょうか?高価ですね。。。。ダブには最適らしく、愛用者も多いようです。テープはオープンリールで代用ができるようなので、新規購入も可能なようです。目指せリー・スクラッチ・ペリー?
RE201
RE201の概観 背面 中身(テープ部分、上部のふたを開けるとテープが出てきます)
2005年3月中旬、新大久保の某中古楽器屋に数点在庫ありました。
RE501
RE201の上位機種でノイズの少ない、回転の安定しているRE501というのもあります。
Teisco
SR-74 Sound Repeater
TEISCOからもテープエコーがありました。
TEISCI
model SR-74 (Sound Repeater)
テープ・エコーSE-500/SE-300
当時はディレイといえば、演奏をテープに録音し、その音をプレイバックさせるテープ式が主流。スタジオ・ユースはもちろん、カラオケでの使用もターゲットにして開発したが、コルグ独自の音のうねりなどの特性があり、楽器ユーザーからも高く評価された機種
SE-500
(発売当時の価格: ¥ 103,000)
発売時期1978.9
大型DCダイレクト・サーボモータによる非常に高い回転精度と、特別設計のノイズ・リダクション・システムによって、当時としては驚異的なS/N比を実現。5つの再生ヘッドをもち、リバーブ的な効果から、最大1.5秒のロング・ディレイ、さらに、あらかじめ演奏した音に次の演奏を重ねることができるS.O.S.(サウンド・オン・サウンド)など、幅広い効果を得ることができた。
SE-300
(発売当時の価格¥88,000)
発売時期1979.1
SE-500にリバーブを加えたモデル。マイク・レベルからライン・レベルまで、1つのつまみでスムーズに、入力レベルを設定できるオート・パット方式、さらに、エコー音とリバーブ音、ダイレクト音とエフェクト音のミキシングが、バランス・コントロール方式となっているため、簡単にノイズの少ない最良の効果が得られた。また、リバーブの入力バランス・コントロールは、ダイレクト音とエコー音に対するリバーブのかかり具合を変えることができ、ダイレクト音だけにリバーブを効かせたり、エコーの再生音だけにリバーブを効かせるなど、従来のエコー・マシンでは得られなかったさまざまな残響効果を作り出すこともできた。
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