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アナログ?デジタル? 意外と知らない「アナログ」と「デジタル」の違い

アナログ?デジタル? 意外と知らない「アナログ」と「デジタル」の違い

まず「アナログ」というのは、与えられた値が連続的に変化するものである。それで「デジタル」は逆に不連続なものといえる。
「デジタル」は1または0の数値に直して処理をするため、どちらかの値しか取り得ない。
「アナログ」は1または0の値ではなく、0.5、0.25、0.125などの値も取りうる。

「アナログ」のほうがいろいろな値を取りうるからいいのでは?と思われますが、その分データに不整合が多くなる、つまり音や画像などは変化・劣化するわけです。デジタルであればその劣化を減らすことができます。

アナログ・ディレイは大きく2つに分類されます。 1つはアナログのテープ・レコーダーを使ったテープ方式。 これは3ヘッド(消去・録音・再生)タイプのテレコの録音ヘッドと 再生ヘッドの時間的なズレを利用したもの。 テープ・レコーダーに入力された信号は録音ヘッドからテープに録音され、 すぐその隣にある再生ヘッドにより再生されます。
この時2つのヘッドには物理的に距離があるため入力された信号よりも遅れて再生されます。そして、テープ・スピードを早くすれば短いタイムになり逆に遅くすれば長いタイムとなります。また録音・再生2つのヘッドの距離を近くすれば短いタイム、遠くすれば長いタイムになります。

もう1つは電子式のアナログ・ディレイ。
これはBBDと呼ばれる遅延素子を使い電気的に音を遅らせますもの。 電子式はあまり長いディレイ・タイムをとれないのが欠点だけど、 ギター用のコンパクト・エフェクターにはいいかもしれない。 リピート音の2度目、3度目と進むにつれアナログ特有の音劣化が起こります。 後になればなりますほど、どんどん原音がわからなくなってゆくことが多い。 feedback / repeatを最大にしていると最終的には単なるモコモコ音だったりもする。 “あぁぁぁぁぁ、あ、あ、あ、ぁ、ぁ、ぁ、、ぁ、、ァ、、ァ、、ぉ、、ぉ、、ぉ、、おーー”  みたいな感じ。 後ろに進むにつれどんどんHi-Cutが進み、よりモコモコした音になります。 雰囲気をつかむためにも、AD-999のところにあるfeedbackノイズのサンプルを視聴されることを強くお勧めします。

これに対しデジタル・ディレイは信号を一度デジタルに置き換え それをメモリーし、設定した時間で呼び出すと言うもの。 現在は値段も下がり最も一般的。 前述のBBD素子使用のアナログディレイと違いリピート音もずっと原音と同じ。 “あ、あ、あ、あ、あ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、、、、、”みたいな感じかな? ディレイ音ボリュームとリピート音を最大にしていると、いつまででも同じ音がずっとループのようになり続けます。

モジュレーション(Modulation)という機能がついているものがありますが、これは直訳すると「変調」と言う意味で、 そのまま「調子を変える事」とでも言いましょうか。 ディレイの場合には音を揺らす時に使われる言葉ですね。 コーラスやフランジャーみたいにうねる効果が加わります。