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こいつのオススメな点(わけのわからない点でもあるが)は、オーバードライブのノブがあること。生産メーカーで何故そういうことをする結論に至ったのか、まったく想像できないですが、ディレイ音にドライブをかけることができます。メーカーの商品説明文に『軽く、、、』ってありますが、軽くないです。なんじゃこりゃ?っていうくらい返り音が歪みます。歪むんで、(そういう設定で発振させれば)猛烈に発振します。しかも、音出してる自分がビビるくらいにぶっとい音で。アナログだから太いとか、デジタルだからクリアだとか、そういうレベルじゃなくて、真空管の歪みの太さなんで、マジ太いです。MXRとかの単体より太いかも。アナログディレイな感じのデジタルディレイというか、歪むデジタルディレイというか、不思議ちゃんです。ソリッドステートなディレイ回路は真空管によって稼動、ミックスされるということで、真空管がナチュラルかと言えば、ナチュラルなんで、デジタルディレイな音は好きじゃないけど、アナログディレイに価値を見出せないとか、そういう理由ならぜひ試してみては?どちらかと言えばテープエコーに近い。というかテープエコーシミュレータより余程使える。ディレイタイムは切り替え式で、ショート・ディレイ: 20ms-400ms、ロングディレイ: 200ms-1.3seconds、結構ロングディレイまで行けます。9Vのぶっといパソコンみたいな電源ケーブルで、シャー専用かと思うほどの真っ赤な躯体、アホみたいなエフェクト音、変体路線ならこれ、オススメ。というか買え。
Mr. Echoっていう姉妹品もありますけど、音はこっちのほうが扱いやすいし、ディレイ音のコントロールもこっちのがはるかに楽です。
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