Line6 Echo Park レポート　価格比較

Line6の新ディレイ ToneCoreシリーズ "Echo Park"
知人のダブバンドギタリストが2004年末の発売以降、『アレは、ヤバい、マジ、ヤバイ』と騒いでいました。デジタルディレイということと、Line6のDL4が多機能であるためにこのEcho Parkにはあまり注目していませんでしたが、確かにEcho Parkは遥かにヤバイ。　DL4でも、満足できるがどことなく足りないという音質よりもこっちのほうが確実に良い。そしてEcho Parkの価格はDL4の半値から2/3程度というコストパフォーマンスのヤバさ。やたらメカニックで、相変わらずなぜか緑のボディーが気に入るなら絶対コレ。 Boss DDシリーズに飽きた、音が気に入らない人も絶対コレ買え！ Echo Parkの都内価格は18,000円前後の攻防、DL4が30,000円前後の攻防であることを考えると十分に安い。

このEcho ParkはDL4からループサンプリング機能を省いて、モデリング機能も減らし、コンパクトペダル型にした簡易版くらいに思って試してみましたが、まったく違いました。 Echo ParkのディレイはDL4のモデラーのように往年の名機をモデリングしたものではなく、ディレイの種類をテープエコー、デジタルディレイ、アナログディレイの３種類に大雑把に分け、それらの各々に対して通常のディレイ効果、Swell、Reverse,Ducking,といった異なる効果を選ぶというシンプルな機能に専念。 Echo Parkのつまみは、DL4の屈強なボディーに相反した独特の（ヘナヘナな？）つまみと違い、回した感のかなりある、確実に固定できる感じのあるノブ。ただし必要以上につまみが小さいことは嫌なのだが。アナログディレイの、例の発振系の音操作もつまみでかなり楽しめる、というか、ビビるくらい変な音がでる。
そしてLine6 Echo Park の最大の特徴とも言える点、

Trailスイッチ
これをOnにしておくことで、Line6 Echo Park本体をOffにしてもエコー音は持続されます。
多くのデジタルディレイにありがちな、本体をOffにしてしまうとエコー音までキャンセルされてしまう、という事態はこれで解消。
これにより何が変わるかと言うと、過剰な追加音を入力することなく必要なエコー音のみを残響させることができます
要するに音が洪水になる前にエフェクトをoffにして、サウンド音サウンドを実行できます。

追加情報！！
Line6のtone coreシリーズから新コンセプト！！
Tone Core Dock & Modules！！
Tone Coreのペダル部分とエフェクト基盤部分を独立させることで、ペダル＝ドックを一台もっていれば、後はエフェクトモジュール部分を交換するだけで、一瞬にして別なエフェクトに変更できます。
ライブでは一種類しか使わない、少ない出費でいろいろ試したい、ステレオアウトは要らない、などの需要に答えるべくドック2種類（ステレオ用、モノ用）をラインナップ。
モジュレーション部分はTone Core ラインナップの全てが発売されます。
これにより、モノラルのEcho Park、ステレオのディストーションなどさまざまな組み合わせが可能になります。
要チェック！！

肝心の音は、DL4より良いかと思います。クリアさ、音ぬけの良さにおいては現行のコンパクトディレイ機に比べても最高水準で、DL4を「多機能で便利だから使っているが、今一歩音色には不満も残る」というユーザーでも、試してみればこれは絶対にライブ向き。ギタリストのみならず、ぜひともDJに使ってほしい。

ヤバイ点など。
1.2outだけでなく、2inもできる

2.エフェクトレベルのノブが「12時で原音＝エフェクト音」となり、ディレイ音＞原音も可能
　ちいさなノブの微妙な位置によるパラメータの変化が大きく、微妙な設定には不便さも。

3.ペダルを軽く踏み込むとTAPテンポ設定、カチっという感触があるまで深く強く踏み込むとエフェクトのオン／オフという操作
DJプレイ中に片手でTAPテンポ設定も楽にできると思うが、on/offの設定はチョット手ではつらいかも。

4.電池交換は本体横のペダルの回転軸を推せばペダル部分が大きく開き、ボード設置状態からも　容易にできる。
5.アナログ/テープを選択した上でのリピートは相当強烈。

詳細：
■タイプ：テープ、デジタル、アナログ
■ファンクション・コントロール：ノーマル、タップ、8符3連タップ、付点8符タップ、スラップ、スウェル、スイｰプ、ダッキング、マルチ1、マルチ2、ピンポン、リバース
■ディレイタイム：ノーマル　53ms～2235ms（タイム・ノブ時）40ms～2500ms（タップ・テンポ時）
■コントロール：ミックス、リピート、タイム、モッド、トライルスイッチ
■入出力：ステレオイン/アウト
■電源：9V電池またはDC9Vアダプター（別売 KORG KA181）
■世界中で高い評価を得ているDL4をベースにしたモデル。暖かみのあるテープエコーをリアルに再現した「TAPE」、デジタルならではのクリアで澄んだエコーを生み出す「DIGITAL」、BBD素子による甘く歪んだエコーが特徴の「ANALOG」の3タイプを内蔵。それぞれのエコータイプに対して、スラップ、ピンポン、リバース等、11種のディレイパターンを用意し、サウンドバリエーションは無限大。また、バイパス時に残響音をスムーズに減衰させるトライルスイッチも装備。エフェクト・オン/オフとタップテンポのコントロールも可能なダブル・アクション・フットスイッチ搭載。

Functionコントロール・ノブ
ノーマル - 4分音符間隔でタップするとタップと同じ速さでエコーが戻ってきます。

3連8分 - 4分音符間隔でタップすると3連8分音符の間隔でもどってきます。

付点8分 - 4分音符間隔でタップすると付点8分音符の間隔でもどってきます。

Slap - 速いスラップ・バック・エコーが戻ってきます。Timeノブの間隔は10ミリから150ミリ秒の間隔で自動的に変更されます。4分音符間隔でタップすると16分音符でもどってきます。

Swell - 自動ボリューム機能でエコーに深みを与えます。

Sweep - フィードバックを付加できます。

Ducking - 演奏中はエコーのボリュームを抑え、演奏が終わるとボリュームを増大させ、演奏中の原音とエコーの混ざりを防ぎます。

Multi 1 - リズムにあわせたマルチ・タップ・ディレイです。

Multi 2 - マルチ・タップ・ディレイのリズムのバリエーションです。

Ping Pong - ディレイの左右を反転させます。

Reverse - 入力音をリバース再生し、テープを逆回転したような効果が得られます。

Tap Tempo - 足元でエコーをコントロールできます。Tone Coreの全く新しいダブル・アクション・フットスイッチは2、3回踏むだけでエコーがテンポに同期します。エフェクトがオンでもバイパスしている場合でも軽くタップすればディレイ・タイムを調節できます。最初の2回のタップでテンポを決定、その後のタップで調節していきます。

Sound Samples(mp3)
tape echo
Dig Modulation
Analog
Analog Swell
Tape Ping Pong
Tape Reverse
Analog multi 1

More Information
Echo Park マニュアルダウンロード（英語サイト）
Echo Park インタラクティブデモ。Line6の別なエフェクターとの組み合わせなどのデモを試せます。
Echo Park デモビデオ

<価格比較表>

店名	価格	送料	評価
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Chuya-Online	\17,300(税込・送料込）	\0（送料込）	送料込、
愛曲楽器	\16,000(税込) 【限定特典付】LINE6 ECHO PARK（ディレイ） DCアダプター（KA181）付！	全国一律\630。	アダプター付で恐らく最安値！サウンドハウスより安い。
大須楽器	\17,600円（税込・送料込）	\0！	【送料・代引手数料無料】、代引きならココが安い。
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