DELAY |
音楽業界で生み出された最も古いエフェクトの1つであるアナログのディレイは、ダブのみならず、今日のポップミュージックのすべてのジャンルで創造性を刺激しています。ビンテージファンが求めるテープエコー、ビンテージのアナログディレイ、アナログフリークも納得の復刻アナログディレイ、最新の機能豊富なデジタルディレイ、アナログモデリングのデジタルディレイなど種類もさまざま。 で、結局、どれが良いの? アナログディレイが流行っているため、アナログフリークが探し回っていますが、 アナログディレイお勧めの個別商品レポート、ビンテージ機材レポートはこちら。 Nintendo DS ユーザーは必見!!!
ダブとは? ダブというスタイルがミュージシャン自身から――いうより、むしろプロデューサーの手によって作られたものだというのははほぼ間違いないだろう。このダブとは、レゲエのリズム・トラックにクレイジーなサウンド・エフェクトや、めいっぱいのリヴァーブをかけ、ところどころにヴォーカルをちりばめたものである。 ダブ創世期の70年代に登場したキング・タビー、そして後に現れるオーガスタス・パブロ、偉大なるリー"スクラッチ"ペリーのようなプロデューサーたちは、シングル・レコードを作る際、まずA面から作業に取りかかっていた。そしてB面ではA面の「ダブ・ヴァージョン」を作るために、びっくりするような怒濤のエコーでヴォーカルを覆い隠し、雷鳴を轟かすようなベースラインやリヴァーブをほどこしたのである。また、ダブというスタイルが確立されていくにつれ、思いつくかぎりのあらゆる楽器にリヴァーブをかけまくったものが録音されるようになっていった。
ダブ・レゲエは、現在ジャングルやドラムンベース、トリップ・ホップといった数多くのエレクトロニック・ミュージックに影響を与えている。プロデューサーの中にはレゲエ以外のアーティストのリミックスをする者も増えたが、代表的な例としてはマッド・プロフェッサーがマッシヴ・アタックのアルバム『プロテクション』(94年)を見事に解体し、『マッシヴ・アタック・ヴァーサス・マッド・プロフェッサー・ノー・プロテクション』――という新しい作品に作り変えたことが挙げられるだろう。
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